お嬢様の秘密Ⅱ
玲央はリムジンを手配しておいてくれたみたい。


荷物を預けて、私たちは男女分かれて乗った。


さすがに婚約発表してないと一緒に行動するのはマズイからね。


「で、夏菜?朝何があったの?」


さっきの会話が気になって聞いてみた。


「起きたらさ………玲央がまだ寝てると思って起き上がろうとしたら後ろから抱きしめられて。

夜中の3時くらいだったんだけど、そのまま流れてやっちゃったのよ。」


「………そうだったの。」


「で、一通り終わったら6時だったからさすがに起きようと思ったらさ。………服を着させてくれなくて。

しかも2人で口移ししながら朝ごはん食べてたの………。」


………先進みすぎてないか?


「あまり食べれてないからユリ達と一緒に食べたけど。………玲央って昔からいたずらっ子よね。」


「………それいたずらで片付ける夏菜がすごい。」


「で、ユリ達はどうだったの?」


「………ヤッたよ最後まで………。夏菜が教えてくれた技をやってみたら頭をかかえてたけど。」


赤くする私の横で夏菜は自慢そうだった。


「私が選んだ下着どうだった?」


「…………それ葵に聞いてよ。すぐに外されたんだから。」


明るいうちからこんな話になるなんて。


今までじゃ考えられなかったのに………。


「ねえ……初めてだね。こういう話するの。」


「私も思ってた。ユリとこういう話してみたかったかも。………これからはユリに相談するね。」


「うん!私も夏菜の力を借りたい。」


また友情が深まったように感じた。




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