お嬢様の秘密Ⅱ
7章
終わりの始まり
学園長からそろそろ通いなさいとお達しが来たのは夏休みに入る1日前だった。
夏菜と葵は普通に通っていたから様子を詳しく教えてくれた。
もういい加減黒白はっきりしたいと思っているけどなかなか気持ちが前に向かない。
葵と………こそこそせずに付き合いたいって思ってるんだけどな………
今日は学園長に呼ばれていたので、真理亜様に裏道を教えてもらって誰にも見つからずに着くことが出来た。
「失礼します。」
「いらっしゃい、ユリ。………もうだいぶ元気になったみたいね。………ちょっと色気が出た?」
「そんなことないですよ………。」
赤くなる私にシルバー様はクスクス笑っていた。
「今日来てもらったのは様子を見たいっていうのが建前。」
笑いを止めて真剣な顔つきになり、思わず息を止めた。
「………あなたの味方よ。」
「これは………。」
渡されたのは数枚の書類。
「………裏取るのに時間がかかって。間に合ってよかったわ。」
少し疲労が見えるけど………寝てなかったのかな。
「最近寝れているんですか?」
つい聞いて見たくなった。
「ええ?………まあね。最近ようやく寝かせてくれるようになったのかしらね?」
急に色っぽく感じたんだけどなんで?
夏菜と葵は普通に通っていたから様子を詳しく教えてくれた。
もういい加減黒白はっきりしたいと思っているけどなかなか気持ちが前に向かない。
葵と………こそこそせずに付き合いたいって思ってるんだけどな………
今日は学園長に呼ばれていたので、真理亜様に裏道を教えてもらって誰にも見つからずに着くことが出来た。
「失礼します。」
「いらっしゃい、ユリ。………もうだいぶ元気になったみたいね。………ちょっと色気が出た?」
「そんなことないですよ………。」
赤くなる私にシルバー様はクスクス笑っていた。
「今日来てもらったのは様子を見たいっていうのが建前。」
笑いを止めて真剣な顔つきになり、思わず息を止めた。
「………あなたの味方よ。」
「これは………。」
渡されたのは数枚の書類。
「………裏取るのに時間がかかって。間に合ってよかったわ。」
少し疲労が見えるけど………寝てなかったのかな。
「最近寝れているんですか?」
つい聞いて見たくなった。
「ええ?………まあね。最近ようやく寝かせてくれるようになったのかしらね?」
急に色っぽく感じたんだけどなんで?