お嬢様の秘密Ⅱ
「葵?………出てもいい?」
先に俺は支度し終わっていたから部屋にいたが………。
なかなかユリが出てこない。
「早く出てこいよ。」
スーッとドアが開き出てきたユリは………
「チャイナドレス?」
真っ赤なチャイナドレスに身を包んだユリ。
髪は左右に団子型で丸めてある。
「………やっぱり変なのかな………。」
「似合ってるよ、ユリ。おいで?」
少し歩きづらそうにしながらも俺の所に寄ってきて膝に座った。
「で、何でコレにしたんだ?」
「“ドレス”だったらいいんでしょ?私は見学者じゃないしこれならいいかなって。」
出る羽目にはなっているが………
「………男を誘う気か?」
「え?どういうこと?何に誘うの?」
きょとんとした顔になった。
………分かってねぇのなら分からせてやるか。
ユリをくるっと反転させ、向かい合うように座らせた。
ドレスから白すぎる足が丸見えになっている。
俺は足をゆっくりとなぞった。
「ちょっと!何してるの………。」
「顔真っ赤で言われても逆効果だぞ?」
今度は体のライン丸見えになっている腰をなぞる。
「………っ………。葵、変態!」
「誘ってるっていう意味が分かったか?」
「………分かった。分かったからなぞらないで!!」
………顔真っ赤のお前も悪い
俺はユリの顎をつかみ、そのまま口付けた。
「………んっ………」
声を漏らすユリにますます夢中になっていく。
苦しそうな表情になってそっと顔を離した。
「………俺はお前以外いらないから。」
「………うん。約束は守ってね。………守ったらまたご褒美あげるから。」
また寂しそうに笑ったユリに俺は不安ばかりが積もっていった………。
-葵side end-
先に俺は支度し終わっていたから部屋にいたが………。
なかなかユリが出てこない。
「早く出てこいよ。」
スーッとドアが開き出てきたユリは………
「チャイナドレス?」
真っ赤なチャイナドレスに身を包んだユリ。
髪は左右に団子型で丸めてある。
「………やっぱり変なのかな………。」
「似合ってるよ、ユリ。おいで?」
少し歩きづらそうにしながらも俺の所に寄ってきて膝に座った。
「で、何でコレにしたんだ?」
「“ドレス”だったらいいんでしょ?私は見学者じゃないしこれならいいかなって。」
出る羽目にはなっているが………
「………男を誘う気か?」
「え?どういうこと?何に誘うの?」
きょとんとした顔になった。
………分かってねぇのなら分からせてやるか。
ユリをくるっと反転させ、向かい合うように座らせた。
ドレスから白すぎる足が丸見えになっている。
俺は足をゆっくりとなぞった。
「ちょっと!何してるの………。」
「顔真っ赤で言われても逆効果だぞ?」
今度は体のライン丸見えになっている腰をなぞる。
「………っ………。葵、変態!」
「誘ってるっていう意味が分かったか?」
「………分かった。分かったからなぞらないで!!」
………顔真っ赤のお前も悪い
俺はユリの顎をつかみ、そのまま口付けた。
「………んっ………」
声を漏らすユリにますます夢中になっていく。
苦しそうな表情になってそっと顔を離した。
「………俺はお前以外いらないから。」
「………うん。約束は守ってね。………守ったらまたご褒美あげるから。」
また寂しそうに笑ったユリに俺は不安ばかりが積もっていった………。
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