お嬢様の秘密Ⅱ
-莉依紗side-
私の好きな香りに鼻をくすぐられて目が覚めた。
「………起きたか、莉依紗。」
大樹は私を横抱きにしながら肩を規則よく叩いていた。
………なんだか赤ちゃんになった気分。
2人以上座れる椅子に2人で固まって座っていた。
「………ここは?」
「………病院だ。」
私たちがいる場所は集中治療室の前だった。
「ねえ!ユリは?ユリは?………はあ………はあ………。」
「りい、黙れ。とりあえず落ち着きなさい。」
「………っ…………。」
無理やり口付けして舌を入れてきた。
「………大丈夫か?落ち着いただろ?過呼吸になりかけたから落ち着けといったんだ。」
「ごめんなさい………。」
まだ息が乱れてるけどとりあえず落ち着いたかもしれない………。
だらりと大樹にもたれかかった。
「辰彦様がそう簡単に死なせるわけないだろう。親父経由で防弾チョッキをもらっていたそうだ。」
「………聞いてないわよ、そんなこと………。」
「俺もさっき知ったことだ。りいが知らなくて当然だったかもしれないな。」
ポンポンと規則よく背中を叩かれているうちに呼吸が整うようになってきたみたい。
私の好きな香りに鼻をくすぐられて目が覚めた。
「………起きたか、莉依紗。」
大樹は私を横抱きにしながら肩を規則よく叩いていた。
………なんだか赤ちゃんになった気分。
2人以上座れる椅子に2人で固まって座っていた。
「………ここは?」
「………病院だ。」
私たちがいる場所は集中治療室の前だった。
「ねえ!ユリは?ユリは?………はあ………はあ………。」
「りい、黙れ。とりあえず落ち着きなさい。」
「………っ…………。」
無理やり口付けして舌を入れてきた。
「………大丈夫か?落ち着いただろ?過呼吸になりかけたから落ち着けといったんだ。」
「ごめんなさい………。」
まだ息が乱れてるけどとりあえず落ち着いたかもしれない………。
だらりと大樹にもたれかかった。
「辰彦様がそう簡単に死なせるわけないだろう。親父経由で防弾チョッキをもらっていたそうだ。」
「………聞いてないわよ、そんなこと………。」
「俺もさっき知ったことだ。りいが知らなくて当然だったかもしれないな。」
ポンポンと規則よく背中を叩かれているうちに呼吸が整うようになってきたみたい。