お嬢様の秘密Ⅱ
焼きもち
学園内の梅が散り始めた頃、卒業式が行われた。
なんか時間が経つのって早い。
カウントダウンパーティーが終わって特に何もなく卒業式の日になった。
「りょう兄ちゃん!卒業おめでとう!」
「ユリに高校まで祝ってもらえるとは思ってなかった。嬉しいな。」
くしゃくしゃっと頭を撫でてくれた。
「志穂ちゃんは私が守るから、安心して。」
「ああ。俺が裃じゃない大学だから頼むな。………俺もユリみたいに仕事を継げるように頑張るからさ。」
「うん………。」
りょう兄ちゃんがいとこでよかったなって心から思う。
妹みたいに優しくしてくれるから。
「ユリ様………こちらにいらしたの?」
すっかり泣き腫らした志穂ちゃんが駆けつけた。
「おい志穂………。ブサイクになってるぞ。」
「うるさいわ、亮治様。ユリ様、高澤様がお待ちでしたよ。」
「葵が?………どうせ女の子に囲まれて鼻の下伸ばしているからいいんじゃない?」
私と付き合ってるってことが知られた後ますます人気になったし。
でもあんまり嫉妬しなかったけど。
「じゃあまたね、りょう兄ちゃん。春休みにでもお祖父様に会いに行くと伝えてくれる?」
「了解。」
2人の邪魔しちゃ悪いしね。
ちらっと姿を確認したら人気のないところで志穂ちゃんにキスしていたし。
私は用事が済んだのでフラワー宮に帰ることにした。
なんか時間が経つのって早い。
カウントダウンパーティーが終わって特に何もなく卒業式の日になった。
「りょう兄ちゃん!卒業おめでとう!」
「ユリに高校まで祝ってもらえるとは思ってなかった。嬉しいな。」
くしゃくしゃっと頭を撫でてくれた。
「志穂ちゃんは私が守るから、安心して。」
「ああ。俺が裃じゃない大学だから頼むな。………俺もユリみたいに仕事を継げるように頑張るからさ。」
「うん………。」
りょう兄ちゃんがいとこでよかったなって心から思う。
妹みたいに優しくしてくれるから。
「ユリ様………こちらにいらしたの?」
すっかり泣き腫らした志穂ちゃんが駆けつけた。
「おい志穂………。ブサイクになってるぞ。」
「うるさいわ、亮治様。ユリ様、高澤様がお待ちでしたよ。」
「葵が?………どうせ女の子に囲まれて鼻の下伸ばしているからいいんじゃない?」
私と付き合ってるってことが知られた後ますます人気になったし。
でもあんまり嫉妬しなかったけど。
「じゃあまたね、りょう兄ちゃん。春休みにでもお祖父様に会いに行くと伝えてくれる?」
「了解。」
2人の邪魔しちゃ悪いしね。
ちらっと姿を確認したら人気のないところで志穂ちゃんにキスしていたし。
私は用事が済んだのでフラワー宮に帰ることにした。