お嬢様の秘密Ⅱ
「俺を忘れたのか、ユリ!」
ドアにもたれかかっていたのは葵だった。
全然気づかなかったよ………。
「………私は夕食が出来次第お呼びいたしますので。」
広大さんは葵に同情するような視線を送って、退出した。
葵………怒ってる……。
「………俺はお前の何だ?」
「………彼氏でしょ……。」
小さい声でボソッと答え、うかがうように葵に視線を送った。
私が座っていた1人掛け用のソファーに乗ってきた。
首筋に顔を埋めてくる。
「………傾いちゃうよ。」
「じゃあ移動すればいいだろ?」
私の腕を引っ張って大きいソファーに連れて行き、葵の膝に向かい合う形で座らされた。
腰に手を回されて身動きが取れない。
葵に好きなように触られているし………なんか満足そうだけど。
「何で先帰ったんだよ?」
「女の子たちいたでしょ?邪魔しちゃ悪いなって。」
何でそんなこと聞くの?
「………俺が女に囲まれてお前は嫉妬してくれないのか?」
「………だって葵の付き合いまで制限していたら将来困るよ?パイプって大事じゃないの?」
葵だったらなおさら。
モテるって分かっているからあれぐらいで妬いてたらキリないし。
ドアにもたれかかっていたのは葵だった。
全然気づかなかったよ………。
「………私は夕食が出来次第お呼びいたしますので。」
広大さんは葵に同情するような視線を送って、退出した。
葵………怒ってる……。
「………俺はお前の何だ?」
「………彼氏でしょ……。」
小さい声でボソッと答え、うかがうように葵に視線を送った。
私が座っていた1人掛け用のソファーに乗ってきた。
首筋に顔を埋めてくる。
「………傾いちゃうよ。」
「じゃあ移動すればいいだろ?」
私の腕を引っ張って大きいソファーに連れて行き、葵の膝に向かい合う形で座らされた。
腰に手を回されて身動きが取れない。
葵に好きなように触られているし………なんか満足そうだけど。
「何で先帰ったんだよ?」
「女の子たちいたでしょ?邪魔しちゃ悪いなって。」
何でそんなこと聞くの?
「………俺が女に囲まれてお前は嫉妬してくれないのか?」
「………だって葵の付き合いまで制限していたら将来困るよ?パイプって大事じゃないの?」
葵だったらなおさら。
モテるって分かっているからあれぐらいで妬いてたらキリないし。