お嬢様の秘密Ⅱ
えりーが暖房を入れておいてくれたおかげで部屋はとても温かい。
「で、えりー話って何?」
エリーは急にキョロキョロし始めた。
「外に誰もいないよね?」
「....たぶんいないわよ。この部屋は新校舎のかなりめんどくさいところに場所があるから。」
何を話す気なんだろう?
「あのね...正式に大樹との婚約が決まりそうなの。今まではお見合い程度に大樹が留学から戻ってきていただけなんだけど....。」
「えりーは大樹が好きになったんでしょ?」
「え?」
自分で口に出すと急にモヤモヤし始めた。
なんだろうこの気持ち....。
「そう...。最初は半ば政略結婚のようなものだから好きにならなきゃって無理していたの。
今までも婚約者実はいたんだよ?」
「え!?いたの!?なんで言ってくれなかったの?」
「だってりーはそういう話興味なさそうなんだもん。」
まあ....そうかもしれないけど。
「でも....。大樹は自然に好きになれたの。初めてあったときはいつものように婚約破棄になってしまうのかなと思ったけど。
今までの婚約者はみんな相手から婚約破棄してくるから。好きになれそうにないって言われてしまって.....。」
「えりー.....。」
本気でエリーを応援してあげたいけど....。
自分の心の中のモヤモヤがどんどん溜まっていく。
こんな気持ちでえりーのことを応援できるわけがない。
「りー?顔色悪いよ?久しぶりに自分のことやって疲れてるの?やっぱりしつ...。」
「私のことは気にしないで。ちょっと最近寝不足なだけだから。
それよりも。私はエリーのこと応援しているから。私もできる限りのことはする。」
「りー....。」
この時は知らなかった。
応援すると言ったのにエリーの顔には私に対する疑いの色が浮かんでいたことを....。
「で、えりー話って何?」
エリーは急にキョロキョロし始めた。
「外に誰もいないよね?」
「....たぶんいないわよ。この部屋は新校舎のかなりめんどくさいところに場所があるから。」
何を話す気なんだろう?
「あのね...正式に大樹との婚約が決まりそうなの。今まではお見合い程度に大樹が留学から戻ってきていただけなんだけど....。」
「えりーは大樹が好きになったんでしょ?」
「え?」
自分で口に出すと急にモヤモヤし始めた。
なんだろうこの気持ち....。
「そう...。最初は半ば政略結婚のようなものだから好きにならなきゃって無理していたの。
今までも婚約者実はいたんだよ?」
「え!?いたの!?なんで言ってくれなかったの?」
「だってりーはそういう話興味なさそうなんだもん。」
まあ....そうかもしれないけど。
「でも....。大樹は自然に好きになれたの。初めてあったときはいつものように婚約破棄になってしまうのかなと思ったけど。
今までの婚約者はみんな相手から婚約破棄してくるから。好きになれそうにないって言われてしまって.....。」
「えりー.....。」
本気でエリーを応援してあげたいけど....。
自分の心の中のモヤモヤがどんどん溜まっていく。
こんな気持ちでえりーのことを応援できるわけがない。
「りー?顔色悪いよ?久しぶりに自分のことやって疲れてるの?やっぱりしつ...。」
「私のことは気にしないで。ちょっと最近寝不足なだけだから。
それよりも。私はエリーのこと応援しているから。私もできる限りのことはする。」
「りー....。」
この時は知らなかった。
応援すると言ったのにエリーの顔には私に対する疑いの色が浮かんでいたことを....。