お嬢様の秘密Ⅱ
「そこからね...。
ユリ、よく聞きなさい。秋本グループは知ってるでしょ?その社長の孫よ、あなたは。」
「え....?」
そんな直球に言われても………。
頭が追いつかない。
「とりあえず話すわ。真理亜も社長の孫なんだけど、あの子は3歳のときに養女に引きとった子なの。母親は....あなたは会ったことあったのかしら?」
ちらりと理央と夏菜の方を見た。
「私の記憶ではユリは無かったような.....。」
「とりあえずなんで今まで隠してたか。それを今から語るわね。質問は話終わってからにしてちょうだい。」
莉依紗様は一息はいた。
「真理亜は海外で既に大学まで卒業してるからこの学園でもトップクラスの実力者としてあなたたちと同じ学年にいるけど本当は2歳上よ。
秋本家は長らくあとを継ぐ後継者候補に恵まれなかった。そこで諸事情により西月恵梨香の子を養女として迎え、後継者にするつもりだった。
それから2年後、あなたが生まれたの。今までは真理亜が後継者だったけど秋本家直系が生まれれば話は変わってくる。
子供を養女として笑顔で送り出した恵梨香があなたが生まれたという話を聞いて、私を脅してきた。
そこで夫と二人で話し合った結果が....」
ここまで話して少し疲れた顔をしている。
でも本題はここからみたい..…。
「母親を取り替えて秋本家の直系の子、正統な後継者だという肩書きをなくすということ。」
母親を取り替えて....?
じゃあ私のお母さんは...?
「この条件は恵梨香ものんだわ。この時ユリは2歳だから母親を変えてもわからないでしょう、というわけでね。」
「じゃあ....ユリの母親は沙那さんじゃないんですか?」
私が聞きたくて聞けなかったことを夏菜が代弁してくれた。
「そうなの。だけど血が繋がっていないわけではないわ。ユリの叔母にあたるのよ、沙那は。」
ユリ、よく聞きなさい。秋本グループは知ってるでしょ?その社長の孫よ、あなたは。」
「え....?」
そんな直球に言われても………。
頭が追いつかない。
「とりあえず話すわ。真理亜も社長の孫なんだけど、あの子は3歳のときに養女に引きとった子なの。母親は....あなたは会ったことあったのかしら?」
ちらりと理央と夏菜の方を見た。
「私の記憶ではユリは無かったような.....。」
「とりあえずなんで今まで隠してたか。それを今から語るわね。質問は話終わってからにしてちょうだい。」
莉依紗様は一息はいた。
「真理亜は海外で既に大学まで卒業してるからこの学園でもトップクラスの実力者としてあなたたちと同じ学年にいるけど本当は2歳上よ。
秋本家は長らくあとを継ぐ後継者候補に恵まれなかった。そこで諸事情により西月恵梨香の子を養女として迎え、後継者にするつもりだった。
それから2年後、あなたが生まれたの。今までは真理亜が後継者だったけど秋本家直系が生まれれば話は変わってくる。
子供を養女として笑顔で送り出した恵梨香があなたが生まれたという話を聞いて、私を脅してきた。
そこで夫と二人で話し合った結果が....」
ここまで話して少し疲れた顔をしている。
でも本題はここからみたい..…。
「母親を取り替えて秋本家の直系の子、正統な後継者だという肩書きをなくすということ。」
母親を取り替えて....?
じゃあ私のお母さんは...?
「この条件は恵梨香ものんだわ。この時ユリは2歳だから母親を変えてもわからないでしょう、というわけでね。」
「じゃあ....ユリの母親は沙那さんじゃないんですか?」
私が聞きたくて聞けなかったことを夏菜が代弁してくれた。
「そうなの。だけど血が繋がっていないわけではないわ。ユリの叔母にあたるのよ、沙那は。」