記 憶 喪 失 ー あなたは誰? ー

「じゃあ決定ね!!」

「わ。混んでるじゃん。」

「並ぶのめんどいね…。」

「あ…!!!」

「何?」

「なんでもないっ」

うちの目線の先に…

彩がいた。

なんでこんなときに限っているのよ…。

そう思っていると、彩がこっちを振り向いた。

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