同い年の恋人 3


「お礼も言ってなかったし…
あたしが辛いとき 支えてくれてありがとね」


バラバラになったコップを拾いながら言った。


「いいよ 今更
それに危ないからオレがやるから置いとけよ!」


「ううん…大丈夫
ねぇ!一つ聞いていい?」


「何だよ」


「あたしとこうなったの後悔してる?」


「いや…別に
お互い遊びだったことだし 暇潰し?」


暇潰し???遊び?


「そうかぁー」


「心配すんな!幹生には言わないからオレらのこと」


そうじゃないんだよ…


「あたし…あたしはこんな風になるんだったらって後悔してる」


「沙弥は後悔してんのか?」


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