同い年の恋人 3
「痛い!」
「だって 佳幸がいきなり引っ張るから!」
「あー!!!いてー」
お腹を押さえて丸まった。
「ゴメン!何処が痛いの?大丈夫?」
答えてくれない。
「ねーねー佳幸!」
あたしは顔を覗き込んだ。
「なーんて!うっそー!」
佳幸は超笑顔で笑う。
えー!心配して損しちゃった
「もー!やっぱり嫌い!」
ソッポを向くあたし
「嫌い?
あっそう!オレは好きだけど?
だから機嫌直して!」