同い年の恋人 3


「甘い!甘すぎる!!!
振っておきながら まだ好きって!
だったら 何で振ったんだよ!」


オレは幹生に対して怒鳴ってしまった。


それは あの夜
沙弥と結ばれたとき・・・


幹生の話を出したオレに
『忘れてたのに!思い出したじゃん』
と、突っかかって来た悲しそうな顔を思い出したから。


「あのときは 色々有りすぎて
自分で自分がコントロール出来ずにいたんだ
だけど 日にちが経つに連れて バカなことしたって後悔ばかりで…」


幹生はまだ沙弥のことが好きなんだと確信した。


きっと 沙弥だって
まだ幹生のことを好きなのには違いない。



< 77 / 136 >

この作品をシェア

pagetop