同い年の恋人 3
「甘い!甘すぎる!!!
振っておきながら まだ好きって!
だったら 何で振ったんだよ!」
オレは幹生に対して怒鳴ってしまった。
それは あの夜
沙弥と結ばれたとき・・・
幹生の話を出したオレに
『忘れてたのに!思い出したじゃん』
と、突っかかって来た悲しそうな顔を思い出したから。
「あのときは 色々有りすぎて
自分で自分がコントロール出来ずにいたんだ
だけど 日にちが経つに連れて バカなことしたって後悔ばかりで…」
幹生はまだ沙弥のことが好きなんだと確信した。
きっと 沙弥だって
まだ幹生のことを好きなのには違いない。