【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜
オレはしいを起こさないようにベッドから起き上がり、水を取りに台所へ行った。
ミネラルウォーターを口にすると、体の中を冷たさが通り、心地良い。
「……ふう。シャワーでも浴びるかな」
オレは一旦部屋へ戻り、着替えをタンスから出して、そのままシャワーを浴びた。
……さっき、しいを抱いたときの感覚が、まだ消えない。
しいを抱いているとき、こんなにも愛おしいんだなと、改めて感じた瞬間だった。
何度も好きだと繰り返し、オレの背中にぎゅっと抱きついていたあの感覚。