【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜
「……いよいよ決勝か。アイツらと、戦うときが来たんだな」
「うん。そうだね。……ガンバろうね」
「………ああ。ココまで来たんだ。負けて帰るわけには、いかねぇ。必ず、優勝してみせるからな、しい」
佐伯くんはそう言ってあたしの頭を撫でると、ぎゅっと力いっぱい抱き寄せてくれた。
……この温もりを、あたしはしっかりと噛み締めていた。
ついに、夢の舞台への一歩が幕を開けようとしていた。
………これから、どうなるのか、まったく予測がつかない。