【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜
佐伯くんは必ず勝ってくれる。
そう信じてる。
「……そろそろ時間だな」
「うん。そうだね」
「……よし、行ってくる」
「うん。行ってらっしゃい」
佐伯くんは、ジャージを脱ぎコートへと消えて行った。
そしてコートの真ん中で、円陣を組み、気合を入れていく。
「早乙女先生……佐伯くん、大丈夫ですよね??」
「やれるだけのコトはやった。信じるしかないだろう」
「……はい」
あたしはただただ、見守ることしかできなかった。