【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜





きっと、出場できただけでもよかったかもしれない。
みんなも悔しかったかもしれないけど、そこまで思い詰めてる感じじゃなかったから。




「……しい、こっち座れよ」


「えっ??でも……」


「いいから隣り、座れよ。……ココはおまえの特等席だろ??」


「うん。ありがとう」




会場を出るバスの中で、佐伯くんの隣りに座った。
すると佐伯くんは、あたしの右手を、ぎゅっと握りしめてきた。




「佐伯くん??」



佐伯くん顔を横目で見る。


< 417 / 423 >

この作品をシェア

pagetop