【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜
「……えっ??」
バスケ……??
ええっ!?バスケ!?
「……なに。見てくんじゃないの」
冷たい目であたしを見ながらそう言う佐伯くん。
……でも、なんで突然そんなこと言ったんだろ。
「いいの??また見ていっても??」
「……いいよ。べつに」
「ありがとう、佐伯くん!!」
「……べつに。俺、先に体育館行ってるから」
「あっ、待ってっ!!あたしも一緒に行く」
「……すきにすれば」
佐伯くんはカバンを持つと、そのまま歩き出した。
あたしもその後を追う。
「……えへへっ」
なんていうか、あたし今すごく幸せだ。
佐伯くんと一緒にいられるだけで嬉しい。