【完結】クールな彼に恋してます!!〜無愛想なキミに夢中〜
「……なに笑ってんの。気持ち悪い」
「だって、佐伯くんと一緒にいられて幸せなんだもん!!」
「……あっそ」
佐伯くんは素っ気なく返事をした。
「……その辺にでも座ってれば」
「うん」
体育館の中に入った佐伯くんはそう言ってブレザーを脱ぐと、ボールを持ち出してきた。
そして勢いよくボールを手から放った。
"スパッ"
ボールは一直線にゴールをすり抜けた。
「うわぁ……すごいっ!!」
「……あんなの、簡単だから」
「佐伯くんって、ほんとにバスケがすきなんだね」
「……バスケ意外得意なもんないから」
「そうなの??」
「……ああ」