REAL-リアル-
「あっいいかも
ね?純!」


えっ

いやいやいや
良くない
良くない


あたし下手だもん



「いやー」

必殺苦笑い


「なになに?」
ダンダンと音を立ててボールをついてくる竜君



ドリブルの音だけで
竜君がうまいのは分かる





「純ちゃんがバスケ部なんだって!
知ってた?」

うまい人達で会話しないでよ


「知らない」

そりゃそうだ

初対面だもの


「だからね
今度4人でバスケ行こうか!って話」



いやだ


「朱莉!跳び箱運ぼうか!」


朱莉助けて~

必死にテレパシーを送る

届けー
届けー!!




「「話そらすなー」」


朱莉と彼氏・・・



うげぇ

なんでよ






「話そらしたらから
純は決定ね」


あかりー!

ふざけるな!


ムスッと顔を膨らませる


風船


って言って
朱莉と智君が笑ってる



くそー








イライラして
跳び箱を引っ張った


「時間!」

針はもう進んでいた


「運ぶよ!!」
イライラモード全開
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