氷と炎の関係性

危機

-リリアsaid-
 「はぁ~・・・今日は暇ね」

 私はベッドに横になってポメラニアンのベルと遊んでいる。

 コンコン

 「ライクです」

 「ん~?」

 ガチャ

 「何?」

 ライクが手ぶらでくるときは大体面倒なことがあるときだ。

 私は不機嫌そうな顔でライクを見る。

 「西のダーク島より、アーロン様がお見えになっています」

 アーロン?あぁ・・・お父様のお友達の・・・。

 ダーク島と言えば、私たちの大きな島のせいで夕方にしか明るくならない、西のほうの小さな島か・・・。

 アーロンさんはその島の長。

 地裁ころはよく来てたから、いつも遊んでもらってた。

 なんで来たんだろう。

 「お通ししますか?」

 「お父様のご友人を拒否するわけにはいかないわ。いいわよ、応接間に案内して差し上げて」

 「御意」

 ライクが一礼して出て行った。



 いったい何の用かしら?
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