夢の欠片
翔吾……
今、私がんばってるよ?
あなたの言葉を思い出しながらする勉強は、まったく辛くなくて……
翔吾に会いに行くためなら、何でも出来る自分がいる。
補習にだってなんだって、高校に行くためなら頑張れるよ?
キャアキャア騒ぎながら前を歩く生徒達を一歩引いて眺めながら、私は翔吾を思って優しい気持ちになる。
今まであんなにウザいと思ってた同級生が、なんだか微笑ましく見えた。
自分の心境の変化に驚きながらも、そんな自分が嫌いじゃないと思う。
凍っていた心が、いろんな人の暖かさで溶けていくのを感じながら、私はゆっくりと校門をくぐった。
今、私がんばってるよ?
あなたの言葉を思い出しながらする勉強は、まったく辛くなくて……
翔吾に会いに行くためなら、何でも出来る自分がいる。
補習にだってなんだって、高校に行くためなら頑張れるよ?
キャアキャア騒ぎながら前を歩く生徒達を一歩引いて眺めながら、私は翔吾を思って優しい気持ちになる。
今まであんなにウザいと思ってた同級生が、なんだか微笑ましく見えた。
自分の心境の変化に驚きながらも、そんな自分が嫌いじゃないと思う。
凍っていた心が、いろんな人の暖かさで溶けていくのを感じながら、私はゆっくりと校門をくぐった。