もう、ひとりにしない。





あたしはAグループで、一緒に彼らの”ヒューとあいつの”名前が書いてあったから。

呆然としたまま、窓際へと行く。

すかさず、ヒューが、

「エリーヌ、君も同じなんだね。ってことは油断はできないってことだな。」

なんだか意味深な発言をしてきた。


トップグループを行く者が持つ本能的な闘争本能とでもいうのか、早くも警戒されだしてしまった。


大方分かれた頃を見計らって教授は、

「各グループそれぞれプリントに丸がついている奴は、そこのリーダーだからな。それぞれ自己紹介をして。その後、説明を行う。」

そう言われて、自己紹介が始まった。

グループは5人一組となっていた。

ヒューのほかにはジミー・マクドナルド、アンドリュー・コナーズ、そして、あの男、ソニー・ストレイバーがいた。





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