もう、ひとりにしない。





うちのグループはヒューがグループリーダーでそれぞれの年齢を聞くとヒューは23歳、ジミーとアンドリューは22歳、ソニーはと聞かれて彼は、

「20。」

、、、、、え?



このクラスのこのグループは学年でトップグループなわけで、そこで20歳の彼は。

あたしは首席じゃない。

では、それは、彼。

驚きを隠しきれないまま、あたしはソニーを見た。

エリーヌはいくつ?とアンドリューに聞かれ、

「え?、、、、20。」

その瞬間、みんなから驚きの声が上がった。

最年少が二人もいる、と。

その声が他のクラスメイトにも聞こえたみたいで、クラスルームの中はざわざわと騒がしくなった。

けれど、ソニーだけは違っていた。

あたしを凝視していた。


、、、、いや、あれは敵視していた、と言ったほうがすんなりくる。


意味の無い彼からの敵視に負けたくなくて睨み返していたら、

パンパン、と教授の拍手が聞こえて、教室内は静まる。

教授の説明が始まった。





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