もう、ひとりにしない。





「このグループは主に研究授業のときに必要だ。その他の授業は基本、個人授業となる。クラス内にある時間割りで行われるから、よく覚えて置けよ。それと、リーダー、ちょっと来い。」

そう言われ各グループのリーダーが教授のところへ集まった。

そのあいだ、ジミーとアンドリューがあたしに様々に質問してきた。

「ここって、女の子少ないから男ばかりのクラスかと思っていたんだよな。でも、うちのクラスの女子はかわいい子ばかりでラッキー。」

とちょっとたらしなかんじのジミーがあたしの傍に寄って来て言う。

それをやんわりかわしながら、

「そうだね、ちょっと驚いた。」

と当たり障りなく会話をする。



、、、、、そんな彼でも上位成績者なのだから侮れない。



日本と違い、外見と中身は必ずとも一致しない。

だって彼、ソニーなんか特にそうだった。

また、ちらり、彼を見ると、何だ?と言わんばかりの視線が返ってきた。





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