もう、ひとりにしない。
あたしが言うことを黙って聞いていた彼は、
「あんた、飯、どうすんの?」
と聞いてきた。
ごはん、、、、。
準備のときはどうものんびりとランチを摂っている暇はできなさそうな気がして。
「適当に、何か買ってすまそうかと。」
そう言えば、
「何か買ってきてやる、何がいい?」
え?えーと。
「ホットドッグで。」
そう言って、はっとする。
「え!いいよ!自分で行くから。」
そう言うあたしを呆れ目で見た彼は、
「あんたみたいなチビ、他の奴らに埋もれてまともに買い物もできないのがおちだろ?時間の無駄だから俺が行く。」
そう言ってすたすたと言ってしまった。