もう、ひとりにしない。






くっそう!!

一切合財が的を得ていて、反論できない。

悔しいけど、物凄く悔しいけど!

手持ち無沙汰なので、プリントに目を通しながら待っていた。

すると、

「ほらよ。」

とホットドッグとコーヒーを手渡された。

「あ、ありがとう。」

そう言っても彼の顔はぴくりともせず、

「じゃあな。」

とスタスタ行ってしまった。

えぇ?

一緒に食べるんじゃないの?

お、置き去り?

置いてけぼり?

仕方なく近くのベンチに腰をおろして、コーヒーを飲む。

「おいし、、、。」





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