もう、ひとりにしない。
二人はわたしを見つけると交互にハグをしてき、それぞれが側に座った。

この二人はなんでか、わたしを非常に強い憧れを持って見ていて、わたしを目標にしているようだ、とメラニー・ママがいつだったか教えてくれた。

パパを見送ったママが戻ってき、わたし達に朝食の用意をしてくれた。

姉妹は当然、ママのお手伝いをすることが日課となっている。

ママも働いていて出かけなければならないわけで、姉妹も登校の時間があるのである。

でも、今日は、

「今日はわたしがあなた達を学校まで送るわ。午後からオフィスへ行かなければならないから、帰りは自分たちで帰って来て。」

そうママは二人に言った。
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