もう、ひとりにしない。






「何、顔を赤くしてんだか。、、、図星だったか?」

キッと彼を睨み上げて、

「そんなわけないでしょ、遊びでアメリカまで来て勉強しないわ。」

お互い黙って睨みつけているところへ、

「けんかはそこまでだな。」

とヒューが入って来た。

そう言われ、バツの悪い思いをする。

「お前たちの仲なんて知ったことじゃないが、研究中はやめてくれよ。チームワークを乱すようなことは控えてくれ。」

そう言われれば黙るしかなかった。



その後、ジミーとアンドリューが遣ってきて実験が始まる。

驚いたことにこの4人、非常に実験慣れしていた。


あたしだけがなんだか蚊帳の外にいるような感じだった。


しかし、ここで負けていてはいけない。

わからなければ聞けばいい。

聞いて、早く慣れればいいんだ。

そう思いながら、後から続く研究を臨むことにした。





< 122 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop