もう、ひとりにしない。
「何、顔を赤くしてんだか。、、、図星だったか?」
キッと彼を睨み上げて、
「そんなわけないでしょ、遊びでアメリカまで来て勉強しないわ。」
お互い黙って睨みつけているところへ、
「けんかはそこまでだな。」
とヒューが入って来た。
そう言われ、バツの悪い思いをする。
「お前たちの仲なんて知ったことじゃないが、研究中はやめてくれよ。チームワークを乱すようなことは控えてくれ。」
そう言われれば黙るしかなかった。
その後、ジミーとアンドリューが遣ってきて実験が始まる。
驚いたことにこの4人、非常に実験慣れしていた。
あたしだけがなんだか蚊帳の外にいるような感じだった。
しかし、ここで負けていてはいけない。
わからなければ聞けばいい。
聞いて、早く慣れればいいんだ。
そう思いながら、後から続く研究を臨むことにした。