もう、ひとりにしない。








そんな風に考え事をしていたから、、、、だから、わからなかった。





ダニーがあたしの言葉にものすごい形相をしたのを。





腕をぐんと引っ張られて、廊下の壁に押し付けられた。


「いった!なにす、」


最後まで言う間もなく、彼は何とあたしの首を絞めてきた。


「ぐ、、、。」


その顔は、今までのダニーからは想像もできない程、醜く歪んでいた。


「あんな男の、、、。あんな男のどこかいいって言うんだ?超特待生だって?ハッ、笑わせんなよ。軍隊上がりなんだから、いったいどこで何してたのかわかったもんじゃないぞ?」


、、、、、え?





彼は軍隊からの派遣なの?


だから、あの時、早く軍医になりたいと、、、、。









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