もう、ひとりにしない。

ごはんを食べ終わり、ディッシュウォッシャーに食器を入れ、ちょっと甘くしたカフェ・オ・レを飲みながら、近くにあるペーパーバックを読んでいた。

「、、、。エリー、エリー。」

そう呼ばれて、ハッとした。

がばりと起き上がり、辺りを見回す。

ここは家で、ああ、あたしはソファで寝てしまっていたのね。

呼んだのは、学校から帰ってきたメラニー・ママだった。
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