もう、ひとりにしない。
、、、、、まあ、ソニーはどちらかと言えばナイス・ガイの部類に入るほうだ。
それに、戦地帰りで日に焼けていて、体も引き締まっているから、あの子達がお熱をあげるのも無理からぬ話ではあったと思う。
でも、カンボジアから帰ってきたと聞いて、彼女達はわかったんだと思う。
、、、、、彼も人を殺しているのだということを。
戦争という大義名分があっても人殺しには変わらない。
、、、、、あたしだってその部類に入るのだから。
黙り込んでしまった二人を慰めつつ、ソニーは他の家族と様々な話をして、場を和ませていたが、わたしにはさっきから、彼がまとうオーラが気になって仕方なかった。