もう、ひとりにしない。


すると、、、、、不思議だ。

あれだけ、彼のオーラに震えが出てしまうほど心が動揺していたのに、どうだろう。

いまは、胸の高鳴りさえも静まってしまいそうなほど、落ち着きつつある。

すると、彼はわたしの耳元に顔を寄せて日本語で、大丈夫か?と聞いてきた。

あたしはうなずいた。

目が合い、微笑みあう。

彼はすっと手を離した。
< 43 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop