もう、ひとりにしない。
「大事なことは、みんなひとりで決めて、あのときだって」
瞬間、手を握られた。
「今は食事中だよ。たのしい時間が台無しだ。」
そう言って、目でけん制してくる。
見れば、みんなが心配しているような、不思議なものを見ているような、意味が分からないといっているような顔をして、あたしを見ていた。
「ごめんなさい。、、、、あたし、もうおなかいっぱい。みんなで食べてて?」
そう言って席を立った。
隣にいたスーザンがあたしに触れた。
心配そうに見ている。
それを見てふっと笑う。
「そんな顔をしないで、ハニー。ちょっと一人になりたいだけだから。」
そう言ってレストルームへ逃げ込んだ。