もう、ひとりにしない。
Four, First round
「せっかくの食事の時間なのにすみません。」
ソニーはルークに向かって謝った。
メラニーはエリーが立った後を見ていて、
「ほとんど、手をつけていないわ、あの子。」
そう言いながらレストルームのほうを見る。
心配をしている自分の妻を見ながらルークがソニーに応える。
「いや、まったく気にしていないよ。でも、君達は今すぐ話し合う時間が必要だ。私達は食事を終えたら一足先に帰るから、君達はここでしばらくゆっくりするといい。」
それを聞いていたメラニーも、
「昨日からあの子の様子はすごくおかしかったのよ。お願い、ソニーあの子の側にいてあげて。」