もう、ひとりにしない。

Four, First round



「せっかくの食事の時間なのにすみません。」

ソニーはルークに向かって謝った。

メラニーはエリーが立った後を見ていて、

「ほとんど、手をつけていないわ、あの子。」

そう言いながらレストルームのほうを見る。

心配をしている自分の妻を見ながらルークがソニーに応える。

「いや、まったく気にしていないよ。でも、君達は今すぐ話し合う時間が必要だ。私達は食事を終えたら一足先に帰るから、君達はここでしばらくゆっくりするといい。」

それを聞いていたメラニーも、

「昨日からあの子の様子はすごくおかしかったのよ。お願い、ソニーあの子の側にいてあげて。」
< 52 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop