もう、ひとりにしない。
彼は、そんなあたしを見て、
「よく、顔を見せてエリー。」
そう言った。
顔だけじゃなくあちこち見る彼は再びあたしを抱き締めて、
「昔より何倍もきれいになったな。これが俺のエリーヌなのか?」
そう言いながら彼はわき腹に手を置いた。
「もう大丈夫なのか?」
昔の弾傷ことを言っているのだろう。
「もう、痕は見えないわ。、、、あなたがきれいに処置してくれたから。見て、、、、みる?」
彼はえ?という顔をした。