もう、ひとりにしない。


「、、、、、呆れたか?俺を、、。」

そう言いながら自嘲気味に笑って、煙草に火をつけた。

あたしは首を横に振った。

「ううん、、、。本当のことがわかってよかった。ソニー、あなたの気持ちがわかってよかった。あなたが生きて戻ってきて話してくれたから、あたし、きちんとわかることができたの。、、、、でも、死んじゃってたら、あなたのことずっと疑い続けて、失望していたところだったわ。」

そう言って、彼を再び抱きしめた。
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