もう、ひとりにしない。
Six, 新しい時間
「ハロー。、、、、ああ、ママ。ええ、さっき帰ってきたところ。、、、、、うん、ありがとう、もう大丈夫だから。、、、、うん、6時ね。二人で行くわ、ありがとう。」
そう言って、受話器を置いた。
「誰から?」
ソニーが部屋の中へ入ってきて、たずねる。
あたしの部屋をあちこちみている。
「なあに?」
「いや、、、。エリーヌの部屋なんだなあ、と思ったら、帰ってきた実感が湧いてきて。」
そう言いながら、ベッドに腰掛ける。