もう、ひとりにしない。
「え~。それじゃあ、家の模様替えをしないといけないわね。、、、、ちょっと待っててくれる?」
そう言ってあたしは救急外来のチーフに電話を掛けた。
「、、、、ハロー。ジョンソンチーフ?エリーヌです。今日、ソニー・ストレイバーがカリフォルニアへ着ました。、、、、、チーフまでグルだったんですか。」
そう言いながら、彼を見れば素知らぬ振りをしている。
「、、、、、、ふふふ。それで、ちょっとお願いがあるんです。実は彼、わたしの家に住むので、家のリフォームをしないといけなくなったんです。、、、、ええ、さすが、お察しのとおり。、、、、、そうですね、1週間もらえますか?彼は来月からだそうですが、わたしは落ち着けばまた勤務に戻りますので。、、、、、、、ええ、では、」
受話器を置いて、
「明日から1週間休みをもらえたから、その間にリフォームしましょ。」
彼の側へ座り、
「今夜、ターナーの家へ呼ばれてるから、6時に行きましょう?」
と彼のひざに手を置いた。