もう、ひとりにしない。
「そうか、、、。。そうよね、気がつかなかったわ。」
この人の、この仕事への入れ込みというのは、昔から半端ないものがあって、それに対して、わたしはとても尊敬していた。
なので、彼がこのように、ごく当たり前のように考えることには納得できた。
「OKじゃあ、来週の予定を帰ってから考えましょ?あたしの休暇は一週間しかないから。」
そう、笑いながら、あたしは、彼の手をとり、階下へと降りた。
キッチンへ入って必要物品の確認をして、外へ出る。
彼も、食料のあまりのなさにびっくりしていた。
「君、家で料理作らないのか?」
あきれ目で聞いてくる。