もう、ひとりにしない。
Seven, 確かめ合う
買い物から帰って、食料やらなにやらをそれぞれの場所へ仕舞い込んだ後、それぞれ交代でシャワーを浴び、ターナーの家へと向かった。
向こうの家でソニーはそれはもう、熱烈に姉妹から歓迎の嵐を受けていた。
ハグにキス、両腕をしっかりと掴まれてターナー家のお家紹介といわんばかりに、あちらこちらを見て回っていた。
彼からしたら久しぶりのターナー家は、
「ちっとも変わってないね。」
とむしろ、安心を覚えたものらしくて、始終うれしそうにしていた。
それにしても、、、、。
スージーやキャシーのあのハイテンションは凄すぎだ。
キャシーはマシンガントークが炸裂しまくりだし、スージーはレベルの高い会話がポンポンと出ている。
何と言ったって、瞳がキラキラしてる。
あたしはそんなに感じなかったのだけれど、彼女達からすると彼はこの町にはない雰囲気を持った男として映っているらしい。
それに、滅多に出会うことのない職業を持っている人ということで、興味の対象でもあるし、何より、自分の夢を実現させた人、アメリカン・ドリームを叶えたというところから高校生の彼女たちにとってはもはや、憧れの対象でしかなかったようだ。
今日、初めて彼に会った姉妹を始め、彼のことを長いこと心配していた、パパ、ママ、アーレンにとってみたら、久々の彼との再会は本当にうれしいものだったらしく、テーブルに今夜のごちそうを並べている時でも、彼をとっかえひっかえしながら楽しくおしゃべりをしていたくらいだった。