もう、ひとりにしない。





「あ、、、、」

喘ぐたび、彼があたしの顔を見る。薄目を開けて彼を見れば、あたしが感じているのをたしかめているのか、視線は男の視線だった。

ひどく、飢えた、、、、。

「もっと感じていいよ、エリー。ああ、愛してる。」

愛してる、、、、。

いったい、何度彼に言ってもらいたかった言葉だったろう。

絶え間なく襲ってくる彼にしがみついて、乱れた声をあげる。

もう、どうでもよかった。

彼をやっとつかまえて、これ以上、何を我慢しろというのだろうか。

もう充分に我慢を重ねてきた。

、、、、、もう、いいでしょう?

「あぁ、、ん!あ」

、、、そうして、二人で果てて、荒い息のまま抱きしめあい、キスをする。

けれど、彼のほうはまだ治まっていないらしく、再度、あたしを襲いに来る。

互いに何度も求め合い、疲れ果てるまで交じり合い、部屋の中は二人の艶めいた吐息に満たされていった。






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