もう、ひとりにしない。
うそみたいな幸せだ。
そして、不思議なことにこうやって彼のために用意をしていると、彼と過ごした日々のことが途端にオーバーラップしてきた。
あの、楽しかったワシントンでの日々。
あそこで彼と出会い、始めはものすごく険悪な仲だったのに、ひょんなことから互いを知ってから、二人の気持ちは互いを見るようになった。
そして、、、。
「エリー。」
その声は、昔と変わらない、わたしをいつも溶かす音色だ。