勝手に好きでいさせて

「いらっしゃ~い」

「おう、悠早いんだな。あれ、恋歌は?」

「あぁ…・…今、飲み物を用意してくれてるから、先に上にあがってて」

「おう」

伊久斗の低い声好きだな~。

あっ、そうだ悠が飲み物用意してるって嘘ついちゃたから飲み物用意しないとね。

みんな、何がいっかな?…リンゴジュースでいっか!

「あぁ、ごめんね。他にいい嘘が思い浮かばなくて」

「ううん、全然いいよ。どっちにしろ用意しなくちゃいけなかったし」

「うん、さっきより目も大丈夫」

「うん、悠ありがとう。行こう♪」

今日はめっちゃ楽しむんだ!!

―ガチャッ

「2人ともいらっしゃい」

「おう、恋歌……」


2人はちょっと驚いた顔をしている。

泣いたことバレたかな。

でもちゃんと冷やしたし大丈夫だよね。

「よし、トランプしようぜ!!」

麻優がそう言い出した。

「うん、いいよ。」

「俺、伊久斗には絶対負けないからな!」

「俺だけ敵対視するなよ」

「あはははは」

それからしばらくの間、4人でずっとトランプをしていた。

「くっそー、また負けた~」

「麻優、弱すぎだぞ」

「俺なんか食いたくなってきた。ちょっとコンビニ行ってくるわ」

「あっ、私も行きたい♪」

えっ、悠!?

ちょっと悠まで行っちゃうの!?
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