勝手に好きでいさせて
梓沙には悪いけど、誰にも話さずにはいれなくて、麻優に話した。
「それは、大変な知らせだね~」
「あぁ・・・・自分の中で全然整理ができてなくて・・・・」
「どうするんだ?そんなことしてたら恋歌、誰かにとられるぞ?」
「あぁ、それが怖いんだ・・・」
「お前、なんでも中途半端にしすぎ。軽い気持ちで付き合うから悪いんだ」
「俺って、ホントにバカな奴だよな」
麻優はその後、俺の何かを感じとったんだか、全く関係ない話を始めた。
残りの午前中の時間は麻優と屋上で過ごした。
「午後の授業始まるし、戻るか」
「なぁ、伊久斗」
「あぁ、どうした?」
「やっぱり、恋歌もらっていいか?」
「えっ・・・」
「俺、恋歌のことずっと好きだんたんだ」
麻優はそれだけ言い残して麻優は屋上を出て行った。
まじかよ・・・・。
今の俺には麻優に何か言える立場じゃねぇ。
俺は、麻優を傷つけていたんだな・・・。
麻優がどういう行動をとろうと俺に麻優をとめる資格はねぇ・・・。