True Azure
あたしは2時間目から授業に出ていた。
理由は、蒼空が2時間目から教室にいなきゃいけないから。
「一緒に行こうね♪」って可愛く言われたら断れない!
先生の授業もあと何回受けられるかわからないしね?
そう思えばちょっと寂しくなってくる。
「遊愛!なんで授業出てるのよ?寝てなさいって言ったわよね?」
「いろいろあったんだよー!それに、授業受けたい気分なの~」
「いろいろは後で聞くとして、遊愛が授業受けたいなんて珍しいんじゃない?」
「たまにはね~」
ちなみに、楓花の席はあたしの前。
あたしは窓側の一番後ろなんだぁ♪
めっちゃいい席だよね!
「じゃあ…神崎は鈴原の隣な?」
「ワカリマシタ(ニコッ」
「「「キャ―――!!/////」」」
蒼空ってやっぱモテるんだ。
あたしが彼女だって知られたら血祭り決定じゃん!
偽りだけどね!
一応隠さなきゃ!!
あっでも、どうせバレるよね?
ずっと一緒にいるんだし…。
まぁそん時までには覚悟決めとくかな。