True Azure




「楓花…豹…あたしね?あと、半年しか生きられないんだ…」



「「えっ…?」」

「半年って…うそでしょ?」

「遊愛!冗談きついぞ!?」



「楓花ちゃん、豹。遊愛の話は本当だよ。僕は遊愛の主治医だからね。」



「蒼空君が…主治医?」

「お前高校生だろ?」



「僕、アメリカの大学飛び級で卒業して医師免許持ってるから…それに、日本に来たのは遊愛の主治医になるためだけだからね。」



「お前…すげぇな」

「じゃあ…遊愛があと半年しか生きられないっていうのは…本当っなの?」



「…本当だよ。」



「そんなっ!」

「なぁ蒼空?遊愛を助けろよ!」



「もう…遅いよ。でも、出来るだけ長く生きられるようにはするから。」



ついに2人は泣きだした。



こうなると思ったから、
誰にも言いたくなんかなかったのにっ!
















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