True Azure
「ヤバイッ!ちょー可愛い!王子~」
「ねぇ!一緒に遊ばない!?」
と、その瞬間蒼空は俺の腕に絡み付いてきた。
俺は突然のことに固まって動けない。
「ごめんね~僕たち“2人っきり”で遊びたいんだ!邪魔しないでね?」
「えっ…まさか」
「そっち!?じゃあ…いいや…」
「ごめんね?あっアメあげるね?」
そう言って蒼空は一個ずつアメをあげて、俺の手を掴んで歩き出した。
ぜってぇ勘違いしてるよな?あいつら。
まぁもう会わないからいいのか…?
「これで大丈夫だね!」
「あぁ…まぁな。でも…やっぱいいや。助かったし…」
「まさかあんな助け方するとは思ってなかった?」
「…まぁ、な?」
「あれが一番手っ取り早いでしょ?遊ぶ時間減っちゃうよ?」
「…そうだな。」
もうこの話については何も言わねぇよ。
じゃあ…本題に入ろうか。