True Azure

「いって…。って、カワイーじゃんこいつ。」

「アタリじゃん！隣の子も美人だし！」

「なぁ？ぶつかったお詫びにちょっとついてきてくんね？」

「そっちの美人ちゃんも！」



ぶつかっちゃったしね…。
ついていくだけで許してくれるんなら、いいかな？



「いい「ダメよ、遊愛。」

「えっ？楓花？」

「ごめんなさい、お兄様方♪私たち、向こうで彼氏を待たせてるの♪ジュースを冷たいうちに渡したいし…許してくれないかしら？」



キタ―――――――――ッ!!
楓花の騙しテク!!



でも…なんで、今？
こういうのはあんま使わないのに…。



「じゃ、じゃあ！ジュース渡してからここに戻ってこい！それなら問題ないだろ!?」

「…わかりました♪では、後ほど♪」



そう言って、楓花はあたしの手を引っ張って歩き出そうとした。
でも、それは出来なかった。



「こいつはここに残れ。そのまま戻ってこない場合もあるからな（ﾆﾔｯ」



残れって言われてるのは、あたしだ。
なんか嫌なんですけど～



雰囲気がキモいし、ウザイし！