True Azure




「それは…そうなんだけどね?」

「さ、早く契約しましょ♪」

「早くしよー!」

「…俺、この2人苦手だぁぁぁああ!!」

「社長、本性出ちゃってます。」

「この2人はいい!気遣うなんて馬鹿らしい!」

「まぁ《AMO》と《BIBI》は社長の苦手なタイプのようですね。」

「あら。それは私たちのタレント名かしら?」

「そうですよ。社長がつけたんです。あと、ユニット名は…」





「―――ANGE」





「アンジュ…」

「社長にしてはいい名前じゃない」

「フランス語で“天使”って意味なんだぜ~知らなかったろ?」

「私を誰だと思ってるのよ?知ってるに決まってるじゃない。」

「えっ!そうなんだ!あたし知らなかったよ!!」

「まぁお前らは天使っていうより、女神だけどな。天使はもっと優しいもんだ!」

「あら、優しいわよね?遊愛?」

「そーだよ!豹の扱いに比べたら社長の扱いなんて序の口なんだからっ」

「そ、そうか。豹って奴かわいそうだな。」

「それほどでもないわ。あれでも喜んでるんだもの。ふふっ豹は私のことが好きなのよ♪」

「ありゃ?お前は彼氏いないんじゃなかった?」

「豹は彼氏じゃないわよ?仲のいい男友達ってとこかしら?遊愛とは幼なじみよね。」

「そーだよ!あっそーいえば待たせっぱなしじゃん!」

「忘れてたわ。渡瀬 楽(わたせ がく)、早く契約して。」

「な、なんでお前っ俺の名前知って…言ってねぇよな?」

「私に分からないことなんてないわ。早くして。」



やっぱ楓花ん家はすごいな~
知りたいことがあったら国家の機密情報でも分かっちゃうからね!

















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