True Azure
「俺…お前には逆らわねぇわ。なんかヤバイ気がする…」
「正しい判断だわ♪」
「えーっと、お前らこの紙にサインしてハンコな?親の承認のとこはかいてもらえよ。」
「ねぇ社長。お前って呼ぶのやめてくれる?私たち、名前があるのよ?」
「あぁそうだな。でも、おま…楓花と遊愛はプロフィールは女子高生ってことしか公表しねぇからな。ほとんどタレント名呼びだぞ?」
「あらそうなの?まぁそれはそれで好都合だわ。」
「うん、あたしもその方がいい。」
「楓花たちんとこの理事長から言われてんだよ。なんでだ?」
「どこまで聞いてるの!?」
「えっ…プロフィール隠すことと、無理はさせんなってことだけど…なんかあるのか?」
「そう…それならいいのよ。あと、変な勘ぐりはやめて。」
理事長はね…あたしの余命のことを知ってるんだ。
蒼空を転入させるときに院長が言ったみたいで…。
こんなこと言ってくれてたなんて優しいな。
あとでお礼と報告に行かなきゃね!
「お、おう!じゃ、明日また来いよ?マネージャー決めたりいろいろあるから…」
「わかったわ。遊愛、帰りましょ?」
「うん!蒼空が待ってるしね!怒ってるかなぁ?」
「大丈夫よ。蒼空君はそんなことで怒ったりしないわ!」
「あっそうだ!遊愛!彼氏のこと絶対バレんなよ!」
「学校の子にはもうバレてるんだけど…いいの?」
「あ~そうだな。学校の方はまかせとけ!他でバレんなよ?」
「わかった!じゃーね!」
「お、おう!/////」
あたしたち、
アイドルになったんだね!
夢が1つ叶ったよ!
次の夢は、たくさんの人を笑顔にすること!